2023年9月2日。今回で5回目となるくもべマルシェでは、40店舗以上の出展者が参加しました。数多くの出展者の中でも、今回は飲食物を提供されていたキッチンカー「feliz rosa/クロッフル」さん、「BRAVO!Coffee/自家焙煎コーヒー」さんを取材しました。

くもべマルシェ — 出展者インタビュー —

feliz rosa(フェリース ロサ) / クロッフル 吉岡祥恵(よしおか よしえ)さん

【横のつながりから】

かわいいピンク色のキッチンカーが目を引くお店は吉岡さんが出店する「feliz rosa (フェリース ロサ)。兵庫県内をキッチンカーでクロッフル(クロワッサンワッフル)をメインに夏は雪氷パフェや自家製レモネード、クリームソーダなどを販売して、多くの人に“おいしい”を届けています。

きっかけは同じく、くもべマルシェに出店されている「めだか屋 猫」さんのご紹介だったそうです。様々なマルシェに参加されている吉岡さんは、横の繋がりからくもべマルシェへの参加を決められ、今回で3回連続の出店をされています。

【おいしかったよの言葉】

お店をするなかでのやりがいを尋ねると「食べ物屋さんはみんなそうやと思うんですけど、『おいしかったよ』って言われると何よりも励みになります」と微笑みながら答えてくれました。
「feliz rosa」さんは毎回いろんな種類のスイーツを販売され、季節にあったものでお客様を楽しませています。おいしいものを届けたいという思いが強く伝わってきました。

【お客様の立場に立つ】

また、お店をされるにあたって大切にしていることをお聞きしたところ、「どうしてもお仕事をしていたら儲けに走ってしまったりして自分本位になるんですよ。なのでお客様の立場に立つようにしています。自分がお客さんやったらどう思うかなと常に考えています。だから値上げができないんですよ。」と微笑む姿から、お客様をとても大切にしていることが伝わってきました。

【理想はくもべマルシェ】

今後の活動についてお聞きしたところ、「大きなイベントではなく、地元の方や出店者のみなさんと仲良くやっていけるようなくもべマルシェが理想です。なので毎回呼んでいただけたら嬉しいな。」と答えてくださいました。

「feliz rosa」のキッチンカーの前ではスイーツを幸せそうに食べる多くの人の姿がありました。メインのクロッフルに加え、次の機会にはりんご飴も販売予定のようです。秋のスイーツも楽しみですね。お客様に喜んでもらえるようにと話されている姿はとても愛にあふれて素敵だなと感じました。

BRAVO!Coffee/自家焙煎コーヒー 長田さん親子

今回くもべマルシェ初出店のBRAVO!Coffeeさん。珍しいコーヒーからメジャーなコーヒーまで、こだわり抜いたコーヒーを販売しています。そんなBRAVO!Coffeeの店を切り盛りするのは長田さん親子。くもべマルシェに出店したきっかけは、篠山を中心に活動するお友達のメリーさんからの紹介だったそうです。

【長田さん親子とたくさんの人をつなぐコーヒー】

三田市でお店を開かれている長田さん親子。自身のお店やマルシェへの出店を通してやりがいを感じることはたくさんあるそう。特に、たくさんの人と出会えることに大きなやりがいを感じるそうです。メリーさんを含むお客さんやマルシェに出店されている方々にも出会えて、みなさんとお話できることが長田さんにとってのやりがいの一つと言います。

【一杯のコーヒーに思いを込めて】

長田さん自身の軸になっていることをお聞きすると、「あまりいきがらずに。自分はコーヒーを入れることしかできないから、一杯一杯大切にしている。」との返答が。一杯を大切に思いを込めて淹れているコーヒーに対する長田さんの熱い思いが伝わってきました。この熱い思いがあるからこそ、BRAVO!Coffeeのコーヒーは心惹かれる味がすると感じました。

【自分のコーヒーをたくさんの人へ】

BRAVO!Coffeeさんの今後の活動についてお聞きすると、お店をしているからにはもっとたくさんの人に自分のコーヒーを知ってもらいたいとのこと。一度飲んでもらった人に、「この間の飲んでおいしかったから」と言ってまた来てもらいたい。

今回のマルシェで新しいたくさんの人に出会えたように、これからもお店はもちろん、マルシェを通じてさらにたくさんの人に出会いたいという長田さんの純粋な思いを知ることができました。

2023年9月11日 
取材 / 記事作成 兵庫県立大学環境人間学部 稲垣成美(feliz rosa), 矢本萌香(BRAVO!Coffee)